自己破産の方程式

グレーゾーン金利問題然り、貸金業法改正然り‥‥、この頃では、これら消費者金融問題がいろいろとクローズアップされている様ですが、司法書士法人新宿事務所にも、お金に関する様々な問題で悩みを抱えている方や、たくさんの借金返済に苦しむ方からのご相談がいっぱい寄せられています。 その中でも、皆さんが苦慮しているのが自己破産に関する事だと思います。そこで、一般的な自己破産の方程式なるものを下記に示してみました。

(税引後年収-年間生活費)×3=返済可能限度額 (返済可能限度額という事は、借金可能限度額ということになります)

この計算でいきますと、毎月7万円しか返済ができないと考えている人であれば、7万円×3年 (36ヶ月)=252万円‥‥という事で、この252万円が3年間で返済可能な金額という訳ですね。 しかし、実際にはこれに18%以上の金利が追加される事になりますから、先ほどの2分の1の金額だとしても多重債務状態に陥る可能性が出てくるのです。

ところで、上記に示した方程式は、多くの法律家の頭の中に常にあると言われているもので、「黄金の方程式」とも呼ばれているものです。つまりは、基本中の基本と言う事なんですよね。 そこで、なぜ3年なのか? と言う疑問も湧いてくると思います。 それは自分も含めてですが、人間と言うのは、とても弱い動物だから‥‥と言うのが理由にあるのかもしれません。 この3年という月日の中で、「もっと頑張って返済ができるはず!」と思ってはみても、世の中、なかなか自分の思う通りにはならないものです。

例えば、自分や家族が突然病気になってしまったり、酔ったあげくに大盤振る舞いをしてみたり、テレビを買うにもちょっと見栄を張ってみたり、突然昔の友達から連絡がきて会う事になったり、仕事がうまくいかなかったり、当てにしていた宝くじが当たらなかったり‥‥、そんな日常を繰り返しながら、だんだんと黄金の方程式へと取り込まれていってしまうようなんですね。 ですから、多くの法律家たちと言わず、我々一般人でも常にこの黄金の方程式は頭の中に置いていた方が良いかもしれませんね。そして、借金をするときには、少しでも上記の方程式の事を思い出していただければと思います。

自己破産をしないで借りたお金の解決方法としては任意整理があります。借金の整理を専門家に頼み、どうしても自己破産に抵抗がある場合などは、任意整理で何とかならないか聞いてみてください。もしかしたら自己破産しなくても借金を返済することができるかもしれませんよ。

参考 借金限度額計算機 (司法書士法人新宿事務所提供)